HowToまたまた番外その2
  ウオディック小改造 「口をぱくぱくさせるのが魚(偏見)」



パッと見ただのキモイ立ちウオですが、実は…。

 旧バトストではD-DAYの尖兵として、海では無敗を誇った傑作機、ウオディック。ガイロスの血の混じったゼネバスゾイドとして、転換期にある機体だと思います。現バトストでも海中では無敵を誇る、同クラス最強の潜水ゾイドとなっています。
 キットの構成は魚でありながら、ハイパワーユニットを使ってヒレをくねらせながら、歩きます。また、背中や頭部に発泡スチロールが入っており、風呂などで泳がすことも出来ます。シンカーのようなスクリュー推進でなく、背びれを使って動く様はまさに魚といえるでしょう。

 今回は、そんなダイナミックな動きを持つウオディックに、頭部にもギミックを仕込みたいと思います。内部構造的にギミックを仕込むスペースがきれいに空いていたこと、また、この機体最大の特徴であるソニックブラスターの存在も頭にあり、アゴの開閉を追加しました。

必要な工具・材料
  ・瞬間接着剤
  ・プラ板(0.5mm厚)
  ・2mmプラ角棒


まず、ゼンマイの一部をニッパーやデザインナイフで切り欠きます。


胴体脇のパーツに、コの字型になるようプラ板を接着します。
前ビレと干渉せず、本体ともぶつからない位置が好ましいです。
このコの字の内側に連動用パーツの後ろの板を噛ませます。


連動用パーツ。
奥が上で作ったコの字型とかみ合う部分、
手前がアゴパーツに繋がります。


ソニックブラスターのパーツにプラ板を付け、ギミックパーツの遊びを減らします。


アゴパーツの加工。
内側から1枚のコの字型に切り欠いたプラ板を貼り、反対側に貼って補強します。
また、手動開閉のためこのままでは開閉させるには硬いので、
アゴを取り付ける軸は少し細くし、なめらかに開くようにします。


ポインタを乗せると画像が切り替わります。
連動用パーツの先の棒がアゴパーツにつけた切り欠きを押すことで口を開きます。


ギミックの簡易図(アニメ)。
赤が胴体横のパーツ、オレンジが連動用パーツ、黄色がアゴパーツになります。
赤パーツが向きを変えずに回転運動することで、オレンジパーツが前後し、
オレンジパーツの前後に合わせて、黄色パーツは軸に沿って往復回転します。

 以上、いかがでしたでしょうか? ゴルヘックスに比べて微調整は必要かと思いますが、基本機構自体は簡単なので是非チャレンジしてみてください。また、応用すれば他の1軸式ゾイドにも色々な連動ギミックを追加できるかと思いますので、ぜひチャレンジしてみてください。
 あなた好みのウオになりますように…。

おまけ:


胴体下部後ろの留め具パーツ、何げに穴の径が背びれの物と同じです。
奥まで差し込むため本体側のピンを少し切るだけでそのまま付きました。
…開発段階では下にも背びれがつく予定があったのかも知れません。
余談ですが、一応公式では「ウ“オ”ディック」らしいですね。
ということで出来るだけこっちの表記にしています。たまに間違えますが(笑。

ryunoss


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