ブロックスキットレビュー 「ディメトロプテラ」
パッケージ。
大きさはディスペロウクラス。
躍動感のあるかっこいいアングルです。
お気楽ブロックスキットレビュー第11弾、今回はディメトロドン型とプテラノドン型に変形する、「ドンノドン」こと「ディメトロプテラ」です。
以下、ファンブックEXの機体解説(≠箱裏解説)より引用。
「
主力量産機の生産体制を整えた共和国軍。その上層部は、まずデュアルバトルゾイドの生産を優先させることを選んだ。先に実戦投入されたエヴォフライヤーが、陸戦と空戦に置いて2機分の働きをしめし、資材と人員の両面で共和国を助けたからだ。ただ問題もあった。複雑な変形機構が必要であったため、エヴォフライヤーの開発期間、生産コストが通常ブロックスの数倍に跳ね上がったことだ。だが技術班は、変形機構をはじめから備える大型ブロック「TB8」の開発に成功。低コストで高出力、さらに異なる2つのゾイドの因子を破綻することなく融合させることに成功した。
こうして完成した新型主力量産機のひとつが、ディメトロプテラだ。プテラス、サラマンダーで培った空戦ゾイドと、ゴルドス、ゴルヘックスで育ててきた電子戦ゾイドの研究が生かされた機体である。その主な使命は、戦況に応じてプテラノドンモードで現地に急行し、ディメトロドンモードに変形。索敵やジャミングといった電子戦を行うことである。
」
フェニックスとプテラノドンモードの合体例「プテラフェニックス」、ディスペロウとディメトロドンモードの合体例「キャノニアーディメトロ」が載っています。
ポリキャップはレオゲーターと同じ物。リングキャップ(薄灰)が1つだけ付属。
キャノピーの綺麗な曲線はなかなかいいものです。
翼はランナー無しの1パーツ。
右下ランナーはブルーグレー、右上は銀と微妙な差があります。
左中央のが「TB8」、レオゲーターの時は畳んだ状態でしたが、こちらは伸ばした状態です。
装備:
スマッシュクロー×4
AZ140mmビーム砲×2(プテラモードの時顔に、ディメモードの時尻尾の付け根についている)
ロングレンジレーザーガン×2(プテラの時翼の上、ディメの時胴体横、後ろ向き)
イオンベンチレーター(脇腹パーツ)
テイルスタビライザー
マグネッサー3Dレーダー
機体:
プテラノドンモード時:
全長 / 10.8m 全高 / 10.6m 重量 / 30.7t 最高速度 / M2.1
ディメトロドンモード時:
全長 / 9.2m 全高 / 17.2m 重量 / 30.7t 最高速度 / 151km/h
ディメトロドンモード。
ゴルドスの穴あき背ビレ+ゲーターの1枚背ビレ+ゴルヘーの頭、といった感じ。
少々後ろ足以降が長すぎる気がしますが…、
どうも「TB8」を組みこんだゾイドの宿命っぽいです(苦笑。
…単5電池対応にして短くする猛者はいませんかー?(爆
尻尾付け根のパーツには人が座れます。
しかも、プテラモードではちゃんと背中に来て、気分はサラマンダー(笑。
この子のレオゲーターもちらりと覗くTB8のネジ頭が少し気になり(苦笑。
(ryunoss本命の)プテラノドンモード。
何というか、プテラスとサラマンダーっぽさが素敵(ぇ。
前傾姿勢っぽい感じもグー!
この状態でもちゃんと歩きます。
欠点は首が斜め固定なことと、首付根の後ろがスカスカなこと。
後は出来れば羽根も動いて欲しかったですね…プテラスみたいな単純なのでも。
総評:
一般販売電動ブロックス第2弾。といっても第1弾と同時発売ですが。
新機軸のキャノピー式コックピットや2足歩行可能と結構パーツ的、機構的においしいところが多い機体です。レオゲーター同様それぞれのモードの形はそつなくまとまっていると思います。特にプテラノドンモードは共和国汎用型飛行ゾイドの系譜(※)らしいスタイルとパーツ構成をしています。カラーリングも新生共和国軍の中にいて違和感のないまとまった感じ。
しかし、余りパーツ無しでの変形を可能とするために、パーツの付き方が妙なことになっていたりするのが欠点といえば欠点ですね。また、レオゲーターにも共通することですが、既存のブロックスとの組み替えはほとんど考慮されていないようなものなので、その辺は注意が必要です。この「TB8」何というか、無稼働、ゼンマイ、電動ともブロックスとも少し互換性が微妙なところがありますね。
何はともあれ、今後もこのシリーズが続いていけば追々改良していくことも出来るでしょうし、電動ブロックスの続発はかなり希望です。
※ プテラス>サラマンダーと続いたのが汎用型、レイノス>ストームソーダーと続いたのが対空戦闘特化としてます。