デルフィニウム
   製作者:HIROKINGUさん


   機体設定:
 私企業アンナ・エレクトロニクス社がガイロス帝国から正式な依頼を受け生産したレドラーの正式な後継機。が、完成した頃にはガイロス帝国の国力が低下していた為、現在はアンナ社の超大型飛行戦闘母艦「ドレッドノート」に艦載された。

 最大の特徴は重力兵装と空間圧縮装置の併用による強力な特殊兵器群だ。
 攻撃に特化したのが「可変重力域発生装置」で、これは装置の周囲に約25万Gの超重力域をドーナッツ状に発生・射出する物である。
 希少価値が高く扱いが難しい帯重力鉱石プラネタルサイトは使用しておらず、電磁フィールドと空間圧縮装置の併用により空間を構成する。

 防御に特化したのが「可変重力域障壁発生装置」で、これは自機周辺に外向きの超重力域を球状に発生させ、実弾兵器の進行を重力により停止もしくは減速させるのが目的だ。
 光学兵器には効果が無い為内側からの光学攻撃ならば展開しながら発動させる事が出来、常時展開して戦闘するのが原則となっている。

 新開発の近接兵器「対艦プラズマハルバート」は射出口から全長約25mのプラズマレーザーを射出し、艦船や複数の航空機を両断する。
 また、飛行ゾイド用に改造した新型荷電粒子砲を搭載しており、対艦・対地に使用可能だ。

 機動面では空間圧縮装置を応用したゼロニクス用装備「ゼロシフト」を発展させた新装備が2基備え付けられた。
 ゼロシフトの課題点であったエネルギー効率の悪さを克服したものの速力は大幅に減少しており、連続使用により真価を発揮する。

 操縦面ではレイノスVer.2と同じ独立型戦闘支援ユニット「マリア」による全面補助を可能としいるものの物理的なフィードバック等から通常の人間には乗る事すら出来ない。
 よって当機には専属のアンドロイド「アンナ」により操作され、アンドロイドへの過信のし過ぎによる危険性も提唱されている。

 また、当機は開発時期からか性能面でレイノスVer.2と対峙する部分が多く、総合戦闘力では劣らずとも勝らないと言った所だ。
 共和国はレイノスVer.2の絶対的な性能に過信していた為、この機体の存在が発覚すると大いに畏怖したという。

   コメント:
 という訳でレドラー発展系です。
 どの辺りがレドラーなのかというとかなり厳しいものがありますが、とりあえずドラゴン型という事でひとつ。
 今回は戦闘的なイメージという事でかなり尖ったデザインです。また、レイノスVer.2とも対峙する感じにしており、大きな翼辺りで共通点を出してみました。
 塗装は今までのミリタリーチックを脱し、徹底的にSF志向。ジェノザウラーカラーも意識しています。
 翼は流用も考えましたが結局プラ板で組みました。積層した後に細いエバーグリーンのプラ板で積層面を塞いでます。

 今回はかなり好き勝手にデザインした感じかと。なので実機的な話は全く考えてません。背中にキャノンしょってますしね。
 おまけの台座はセイスモやらに付いて来るアレを自分流にアレンジ。空母のエレベーターみたいな所だと思っていただいて結構です。

では。

   追伸:
 そういえば全武装の通称は全て花の名前です。
 ついでに意味もちゃんと考えてあるので、暇な人は調べてみても良いかと。

管理人メッセージ:
 投稿改造ゾイド30作目は、…またまたキリの良い番号を取ったHIROKINGUさんの作品。最近5の倍数番はHIROKINGUさんが3連ゲットです。

 真っ先に目を引く巨大な翼。プラ板の積層とは思えないしっかりした出来と、色と形のデザイン、う〜ん、「かっこいい」の一言に尽きます。自作パーツにありがちな本体とのデザインラインの不一致も全く起きてません。また、細かいところに目を向けると、キャップの代わりの円ディテールや、機体各所に設けられたパイプディテールがさりげないながらも良いアクセントになってます。

 塗装に関しても問題なし。ジェノザウラー系のクールな配色と機体デザインが見事にマッチしてます。何というか、そのままシューティングゲームに出てきてもおかしくない感じで(笑。飾り台も手を抜いてない感じが流石です、特に台座の上の人が良い味だしてます。

 氏の作風は個人的に大好きなのですが、今回も期待を裏切らぬ出来。次回作も中型ゴジュラス、つまり氏得意の2本柱(空、恐竜)のもう片方に決定とのことで期待大です。

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