ブランエーグル
製作者:HIROKINGUさん
HIROKINGUさんから送っていただいた改造ゾイドです。以下恒例の、一部転載、って設定全部ですけどね(笑。
「
「それぞれのジャンルを徹底的に極める飛行ゾイド」を重点的に生産する計画、通称「バトルエアフォース計画」によって草案・開発された先行試作型ゾイド。それがこの「ブランエーグル」だ。コードネームNo.0と呼ばれ、様々な最新鋭技術が結集されている。
主武装である「ハイパーアイアンクロー」は駆動部自体に独立稼動式小型ジェネレーターを持ち、驚異的な握力と敏速な開閉運動を両立させた強力な圧撃兵器。しかしその脚部一本でモルガはおろかレブラプターよりも重いという事から攻撃後に大きな隙が出来てしまうという致命的欠点を抱えている。
これを克服する為に考え出されたのが「キックアップダブルバーナー」だ。これは脚部へダイレクトにブースターを装備する事により高速飛行中は(瞬間的ではあるが)双発アフターバーナー、格闘攻撃中には逆噴射による強力な加速、格闘攻撃後に点火すれば強制的にその場を離脱する事が出来るのである。元々稼動する脚部に取り付けられる為状況に応じてフレキシブルに運動する事が可能であるのも利点だ。
更にこの機体には帝国空軍初期の飛行ゾイド「シュトルヒ」で採用されたトーラススラスター(注1)とエリアルスラスター(注2)両方を備えたいわゆる「ハイブリット式」マグネッサーシステムを再開発し、実用に漕ぎ着けた。
もちろん射撃武装面でも優秀である。
被帽徹甲弾(注3)採用の小型ガトリング・離脱装弾筒徹甲弾(注4)を高サイクルで射出するレールガン共に二門に加え、レイノスと同系のレーザーバルカンポッドを腹部に装備。
そして隠し武装とも言っていいWASP(注5)を4発装填しており、広面積かつ多対象・立体的な攻撃も可能としている。
これらについて最も注目して欲しいのがレーザーバルカンポッド以外は「全て地対地武装」であると言う事である。当然飛行ゾイドには荷が重過ぎるが、ドックファイトを前提とされていない上にマグネッサーシステムの高度化により従来程は問題にならないようだ。
これまでの説明でお分かりであろうがこの機体を例えるならば「超攻撃型ゾイド」。
今までの飛行ゾイドが「回避及び機動性を重視」しているのに対しこの機体は「徹底的な攻撃力増強及び空対地性能を重視」しているのだ。従来の地対地攻撃方法に加え飛行ゾイドとしては初めて「地対地専用格闘武装」が装備されている事にも注目して頂きたい。
「もう地べたを這い蹲ってやれ高速化だのやれ高火力などと言っている時代は終った。これからはいかなるジャンルに置いても飛行ゾイドが頂点を極めるのだ。」これが開発責任者の言葉である。
注1) トーラススラスター
翼の一部に空いている「穴」状の部分をリニアチャネルとして飛行する形式。主にプテラス・サラマンダーなどが該当する。機動性に優れ、加速性に劣る。
注2) エリアルスラスター
翼が実際の戦闘機同様に平面で構成されている形式。この形式では翼面全体に磁場を形成して推進力を得る。加速性に優れ、機動性に劣る。
注3) 被帽徹甲弾
徹甲弾の弾頭に言ってみれば小さな装甲の様な物を被せ、命中時の弾芯破損や装甲傾
斜による滑りを軽減した物。
注4) 離脱装弾筒徹甲弾
射出後、弾芯を包む装弾筒が飛散し弾芯のみが目標に突き刺さる弾丸。
注5) WASP
砲弾内に無数のマイクロミサイルを収容し、炸裂時にそれらが散弾する物。ここでは高度な技術力によりそれら一つ一つが目標を自動追尾、適切な位置で起爆する。恐らくアニメ版デスザウラーの尾に装備されていた杭状の物を飛散させる兵器もこの類であると思われる。
製作者の言葉:
久しぶりに中々良く出来た・・かな?
とりあえず大きな爪と太い脚を付けたいな・・と。それに従って胴体もボリュームアップし、全体的なバランスを整えました。
頭部:Bイーグルの物を芯にパテやジャンクパーツで整形しました。
胴体:ストームソーダーの物を芯にアイアンコングの頭部装甲やジャンクパーツでそれらしく仕上げています。
脚部:ゴジュラスの物を芯にアイアンコングのパーツで更に太くしました。バーナーはジェノブレイカーからの流用です。
翼:付け根はBイーグルの物をそのままで間接以降はフルスクラッチです。大体片翼に50枚程度のプラ板パーツを使用しています。
その他武装:翼の付け根に装備されているガトリングはウイングガンダムゼロカスタムの物、胸部の大きい方はウネンラギア、小さい方はレイノスからの流用です。背部アフターバーナー及びマグネッサーシステムはストライクガンダムのエールストライカーから流用しました。
とりあえず翼が大変でした。両面合わせて100枚近いプラ板ですから(汗
今回の配色は(色選択のみ)米海軍機色で統一しています。やはりこういう渋い色もまたいいものですね。
まあ今回は「成功」と言えるかもしれません。
」
もはや空ゾイドの改造では右に出るものはいないと思われるHIROKINGUさんの新型です。見た目はバスターイーグルベースと感じられますが、ストームソーダーベースと言った方が正しいような気がします。フォルムの纏まり方がさすが、と思わせてくれますね。ああ、ゾイド改造する時間が欲しい(苦笑。