ゾイドキットレビュー 「ブラストルタイガー」



パッケージ。
やはり製品と形が違います。

 お気楽キットレビュー第15弾。お題は伝説虎最後の3匹目、「ブラストルタイガー」です。以下、箱裏機体説明より引用。

 ブラストルタイガーは、Zi-ARMSが保有していた最後の古代虎の核を元に、ZOITECから奪った核制御システムを利用して完成させた機体である。砲撃戦に優れ、特に大気中の熱エネルギーを漆黒のアーマーから吸収し、核で増幅、さらに加熱させてレーザー機銃から撃ち出す必殺技「サーミックバースト」は、巨大ゾイドの重装甲を一瞬で融解させる力を持つ。ただし、熱エネルギーを常に放出しなければ内部システムが溶解してしまう。そのため、長時間攻撃が出来ないときは、ヒートシンクから放熱しなければならず、再度熱を取り込むには時間がかかるという弱点を持つ。

 ファンブックEXには久しぶりにバトストがついています。内容は3匹の虎編のエピローグで…以下に白文字であらましを…
 ここから〜
 レイズ対ブラストルの戦いで、互いに闘争本能が刺激され核エネルギーが制御システムをダウンさせ、内部融解を始める2体。
 その時、戦いの場であるホエールキングのハッチから、荷電粒子ファンと機動ブースターを装備したデスザウラー、メガデスザウラー登場。
 Zi-ARMSは、3虎のコアを使うことで、今や無敵兵器とは言えなくなった荷電粒子砲にさらなるパワーを与えようと計画していたのだ。
 メガデスの爪がレイズに迫る。紅のコアに続き、蒼のコアがZi-ARMSの手に落ちようとしていた。
 一方そのころ、高度1万メートルを飛ぶホエールキングを影が覆う。ZOITECの要する空中機動要塞、ネオタートルシップだ。その艦底ハッチから、デカルトドラゴンとの戦いで融解したままのボディを抱えるワイツタイガー登場。
 3つのコアを一時に手に入れるチャンス、とワイツに襲いかかるメガデス。が、その背後から、行動不能のはずのブラストルタイガーの攻撃。3虎の核が共鳴し、それぞれのボディが光り輝き、メガデスへ向け飛びかかっていく。
 ワイツのスピードは荷電粒子砲の照準を交わし、ブラストルタイガーの零距離射撃で超重装甲を貫き、ワイツの牙からメガデスの体内へとレーザーエネルギーを流し込む。
 そして、メガデスの断末魔代わりの粒子砲がホエールキングを撃ち抜き、墜落。
 かくして伝説は再び闇に…。

 〜ここまで
 また、バトストの裏面には公式ホームページに載っているチェンジマイズ例、アマルガサウルスの作り方が簡単に載っています。…あれだけ射撃兵装を追加しておいて格闘戦に優れた改造形態だとか。


飾り台、ゴムキャップ、モーターボックス、ギア、パイロット、クリアパーツ、
そしてファンブックEXとDVD。
ゴムキャップはセイスモなどの物とほぼ同じ色。
ファンブックEXの表紙と、下の方にある画像と見比べると分かるかと思いますが、
肩のショックカノンの形が大分違います。


黒ランナー。
レイズ同様にざらざらしたつや消し加工がされています。


赤ランナー。
エナジーほどではないもののちょっとメタリックな赤です。
ブラキオスの赤を少しメタリックにした感じ。


銀色の爪・牙。ネオゼネ色のカバーパーツランナー。稼働部位に使う赤ランナー。


モーターボックス。
レイズ同様前後ともに回転軸のあるタイプです。
今までのと互換性のある回転軸はないものの、連動用のギアが露出しています。
また、腹側にはブロック状のモールドなどが掘ってあります。

装備:
 サーミックキラーサーベル×2
 サーミックストライククロー×2
 2連装サーミックレーザーガン×4(背部ユニットのもの)
 サーミックビームガン×2(脇腹パーツの内側に収納されている細いもの)
 AZ208mmショックカノン×10(肩とモモのカバーの下にあるもの)
 小口径ガトリングビーム砲×4(どこのどれなのかわからず…)
 AZハイパー3連衝撃砲
 カーフヒートシンク×4
 テイルヒートシンク×4

機体:
 全長 / 18.4m 全高 / 7.7m 重量 / 91.0t 最高速度 / 300.0km/h


ブラストルタイガー、斜め前から。
レイズ同様がっしりした虎らしい体型です。


ブラストルタイガー、斜め後ろから。
また、箱上面・裏の写真では尻尾は赤いパーツに黒いパーツをかぶせる様な構成ですが、
キットでは単純な左右2パーツ構成になってます。


ポインタを画像の上に置くと切り替わります。
首と背部ユニットの可動。
背部ユニットは収納状態では連動、展開状態では無稼働となってます。


全武装展開形態。
密度が減るせいか首が細く感じられます。


背部ユニット展開時、背面から。
背中にブロック状のモールドのあるブロックスジョイントがあります。


噂の脱出用コックピット。
発光ユニットを仕込むのに都合が良さげです。


斜め正面から。
がっしり。この角度からだと熊と呼ばれる所以が分かる気がします(笑。
また、箱写真などでは内側まで回り込んでいる脚部アーマーが、外側のみになっています。


胸部〜腹部。
珍しく足の裏にまでモールドが掘ってあります。
なんと胸部ハイパー衝撃砲は…シールドライガーやセイバータイガーの物とまったく同じ。
ちなみにこの衝撃砲も箱写真の物と違います


正面。
あごの内側にもモールドが入っている妙な徹底ぷり。


背部ユニットの接続は2本のアームを介して行います。
上の飾り台に乗っているパーツをつけることで、通常のブロックスパーツが接続できます。


大きさ比較。
写真だとほとんど同じ大きさに見えますが、レイズタイガーより一回りほど小さいです。

 3虎伝説の3体目にして、虎伝説の終焉を告げるギミック王です。

 かなりがっしりとした体型で、大きさの割にパーツ数も多く、密度は十分です。ちなみにゲートあとをデザインナイフで処理しての組み立て時間は2時間ほどでした、参考までに。レイズのボディがセイバータイガーを連想するものと言いましたが、こちらはライジャーやガルタイガー系のフォルムとなっています。3虎の中では唯一長い牙を持っているのも特徴ですね。

 ギミックは手動で開くところがいっぱい。さらに背部ユニット収納時は首の上下に合わせて背部サーミックレーザーガンも上下するというギミック重視な構成。尻尾部分のヒートシンクが省略されたのが悔やまれます。…そういえばジェノザウラーも試作段階では開いていた尻尾が開かなくなっていたりしたので、結構尻尾は恵まれていないような気がします(苦笑。

 肝心のプレイバリュは…人によりけり、でしょうか。ディティールの省略(肩のショックカノン部分)や一部装甲の廃止(足の内側)、パーツ形状の流用(腹部衝撃砲)、尻尾の2パーツ化など、この価格にしては省かれた感じがして、ちょっと気になりました。逆に口内のディティールはともかく、足の裏にまでディティールを入れる必要があったのかが疑問に思われます。足底にパーツをつけるわけでもなく、へこんだ内側にディティールが入ってるのが個人的には気にいらず。全体的な出来はさほど悪くないと思いますが、ちょっと完成を急ぎすぎたような感じがしました。2500円前後なら十分納得がいったかな、と…。

 付属のDVDは…3虎伝説のブラストル出撃シーンまでと、ワイツ〜ブラストルまでの機体解説ムービー。出来はまあ、推して知るべし。あ、質が悪いのではなく、量が足りなさすぎなのが問題です(苦笑。

 これにて3虎伝説も終了、次はフューザースの日本放映にあわせてのFZシリーズが展開され、しばらく完全新規商品や復刻はない様子です。盛り上がりは期待してますが、出来ればこの3虎伝説編のいろいろな試みを無駄にしない新規開発や、ついでに再販にも力を入れて欲しいところです。


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