ゾイドキットレビュー 「アロザウラー」



アオリショット。結構大型なのでこういったショットが似合う。

 お気楽キットレビュー第3弾。今回のお題は久方ぶりのゼンマイ式2足歩行、アロザウラーです。
 お決まりの機体説明をファンブックEX内より引用〜。
「 アロザウラーはゴドスの後継機として開発され、旧中央大陸大戦後期に共和国軍主力部隊の中核をになった主力ゾイドだ。だが激戦と惑星Zi大異変により、そのほとんどが消失。野生体の保護とクローニングの両面で、再量産化が進められてきた。
 パワー、機動力、装甲、闘争本能のすべてで高いレベルを誇り、特に格闘戦ではクラス最高の能力を持つと言われる。
 ネオゼネバス帝国軍の侵攻で大半の研究施設を失い、量産化は今なお遅れているが、ゴジュラスギガ、ゴルヘックスとともに、共和国軍反攻作戦の切り札になると期待されている。」
 追加兵装プランは、余り追加されていないっぽい、排気ダクトと、雪上歩行用安定板、間接部カバー付きの色変え寒冷地迷彩仕様。再現は簡単そうですが…微妙(笑。


パーツ数は少ないが、出来上がりはしっかり、と言う、ゾイドらしい構成。
脚部にパーツ数が偏ってるところが興味深い。

武装:
 エレクトロンバイトファング
 エレクトロンクロー×2
 火炎放射器×2(爪の付け根の間にある出っ張り)
 AZ105mm2連装ビーム砲×2
 スマッシュアップテイル

機体:
 全長 / 13.7m 全高 / 10.8m 重量 / 62.0t 最高速度 / 170.0km/h

無改造で付けられ、似合いそうなカスタマイズパーツ:
 パイルバンカーユニット:ゴドスの後継機で、さらにがたいが良い分しっくり来ます。接続は腕のキャップを外したところで。
 ブースターキャノン:跳躍用ブースター+遠距離砲撃、と言った感じで割と収まりが良いです。接続は背中のハードポイント、余った2連装砲は尻尾に付けてあげると良いかもです。


珍しくパイロットの足の隠れる、しっかりとした座席。実際の戦闘機のコックピットに似ています。


このサイズにしては秀逸な歩行ギミック。
間接ギミックの組み合わせにより、脚を持ち上げて力強く歩いてくれます。

 旧大戦でも後期共和国軍の底辺を支えた主力ゾイドの復活です。ガリウス>ゴドス、と続く、正統は主力ゾイドの系譜で、ガンスナイパーの発売で取って代わられるかと思われましたが、いやいやそんなこともなく、復活してくれました。
 ギミックとしては歩くだけですが、大きめの機体が、しっかりと足を踏み出し、腕を振り、口を開閉させながら歩く様は当時のTOMY の技術力の高さを物語っています。また、背中、尻尾の真ん中、尻尾の先左右に共通ハードポイントがあり、拡張性の高い機体となっています。
 目についた欠点は、コックピットが何となく曇っているように見えることぐらいで、色も心配していたよりは大分良いと言えます。もっとも、陸上用というより海洋っぽいカラーリングであることは否めないと思いますので、気になる方は塗装しましょう。


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