ゾイドキットレビュー 「ゾイドマンモス」 with ゾイドコアボックス



鼻はここまで持ち上がり。動きもエレファンダーよりなめらかかも知れません(笑。
先端のビームガン(?)が常に前面を向くのが高ポイント。

 お気楽キットレビュー第9弾。お題は復刻版旧ゾイド、ゾイドマンモス。下の方におまけでコアボの簡単なレビューもあり。
 設定、箱とかに書いてないのですが…(汗。色々と資料をあさり、機体の大きさと武装だけは何とか発見。公式HPの旧ゾイド歴史館にもまともな設定が無いのが痛いところ。
 因みに箱は原盤は失われていたので、デジタル加工によってほぼ再現したそうです。



旧ゾイドらしく大きなパーツに細かいディティールが心地よいです。
何が注目かって、牙のランナー、元から曲がってます。
…型に途中から角度をつけることで擬似的に斜め方向に立体的に…。
すごいぞ昔のTOMY!


装備:
 ビーム発生器内蔵の牙
 20mmビームランチャー
 マクサー20mmビーム砲
 銃座式マクサー30mmビーム砲
 マクサー50mm砲×2
 パノーパー20mm対空ビーム砲×4
 3Dレーダー
 重量牽引機
機体:
 全長 / 21.6m 全高 / 12.2m 重量 / 145.0t 最高速度 / 85km/h


コックピット。視界良好。
非常に広く、良く人が転がります。


背部銃座。
尻尾が後方監視で、対空・側面監視要員でしょううか。


足のストロークが非常に長いです。
上の画像のロールオーバー(マウスが上に来ると画像が変わる)でご確認ください。

 実際マンモスを手にするのは初めてなわけですが、色々な点で新世代ゾイドに負けていません。なめらかで、力強い動き、ダイナミックな鼻の上下と、耳の微妙な前後運動、きちんと持ち上げて歩く長いストロークの足、さすがは動きを重視した初期ゾイドです。
 デザインも今の目で見ると古くさいかも知れませんが、同時期に出ていたゴルドスやピガザウロと共通するディティール(そもそも共通パーツもあるので当然ですが・笑)や、独自パーツの違和感のなさ等、きちんと考えて作られています。また、共和国らしいフレームむき出しの構造や、より野生体に近いのではないかと思わせる牙の曲線なども、元となった生物の特徴を良く捉えつつ如何にメカらしくするか、という点を重視しているのが窺えます。カラーリングも緑がかった黒やオリーブドラブといった暗色を用いることで、陸上兵器の「らしさ」を出せていると思います。
 惜しむらくは…鼻のパーツが材質のせいかやたらテカテカしていること。限定ものをいじっても気にならない人は、可動部に影響を与えないよう気をつけながらつや消しスプレーとかを吹くと良いかと思います。

以下、コアボックスレビュー…。


ゾイドのコアが印刷された段ボールの中身。
中身を傷つけないようしっかりとエアクッションにくるまれてました。


上の写真の下に写っている銀色の箱の中身。
スペシャルライナーノーツ
パーフェクトビジュアルクリップ(DVD)
ピンバッチ(旧ゼネバス、旧ヘリック、ガイロス)
が上層にあり、下層には…
スペーサー(コアボックスのロゴ入り・笑)
旧バトルストーリー5冊
プロイツェンの反逆
ゾイドバイブル
以上〜。

 えと、まず一言…高ぇ!

 と、軽く毒を吐いたところで…内容について。

 プーさんの反逆:…外伝と銘打ってる割にはものすごく良い内容。ファンブック3巻のウラで起きている出来事から、共和国首都陥落まで、次代のレイとヴォルフでなく、プロイツェンやハーマン、シュバルツ側の視点で語られる暗黒大陸争乱は必見。
 …内容が気になる方はお気軽にryunossまでメルでお問い合わせください。答えられる範囲で可能な限りお答え致します(含笑。本編は全てテキスト化してますし…。

 旧バトスト:正確にはゾイドバトルストーリー1〜4と真バトルストーリー。…古くさいですが、何となくゾイドらしさを感じます。むちゃくちゃな設定も多いですが、細かいところでは今のファンブックのストーリーよりしっかりとしているかも知れません(笑。巻末のプレゼント応募はがき、期限が昭和ですよ(笑。こだわって復刊した模様。

 ゾイドバイブル:いや、ほんと聖典です。大ゾイド博でも公開されていた設定も多いですが、これの資料的価値はかなりのものですよー、と。

 ライナーノーツ:…正直余り気にならないアイテム。

 ピンバッチ:えと、ヘリックの新しい方のマークが無いのが微妙に悲しかったり。共和国のマークは新の方が良いと思うのはウチだけでしょうか? あと、ピンバッチっていまいち用途に困ります。

 すぺさるDVD:段々と雑になっているレビューですが…(苦笑。えと、CMとか…大ゾイド博で見たことがあったりするものもあるので、それほど驚きは感じず。しかしDVDでなくビデオにしておけばいいのに、と思ったり。いま、DVDとビデオってどっちが普及率高いのですかねぇ、と関係のない疑問まで浮かぶ始末です。

 総じて…ばら売りしときー、といった感じですね(苦笑。バラで出して、マンモスがついてお得感もあるセット売り版も1000個程度出す、とかすれば反感を買うこともなかったのかな、と。ウチが欲しかったのはプーさんの反逆と旧バトスト、ゾイドバイブル、そして弟が欲しかったのがマンモス、ということで買いましたが、ひとりで全部欲しい、って人も少なそうですし…ううむ。あと、高いので欲しくても買えない人もいるのはマイナスかな、と…。コアなファン向けのセットといえど、メインの対象のはずの低年齢層を無視ではちょいと〜(苦笑。
 まあ、お買得感はありませんが出した金だけの満足度は得られると思います。設定スキーなウチにとっては、まあ合格ラインな出来、ということで締め!


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